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【1クール目終了後の副作用】

目次

📝 目次

  1. 🧭 帰宅して気づいた、体力の限界
  2. 👒 脱毛はやっぱり避けて通れない
  3. 🍽️ 味覚障害が一番つらかった
  4. 💪 それでも負けない私の工夫
  5. 🌸 支えられながら、2クール目へ

🧭 帰宅して気づいた、体力の限界

1クール目を終えて無事に帰宅したものの、抗がん剤の副作用はゆっくりと、しかし確実に私の体に忍び寄ってきました。
まず驚いたのは、著しい体力の低下。
もともと貧血や低血圧などでちょっと不便な体力ではありましたが、それでも普段の生活に支障はありませんでした。
ところが抗がん剤により、普段の速度はもちろん、距離も歩けなくなり…。
毎日利用していたバス停から自宅までの約400mが、何度も休憩しなければたどり着けないなんて。ショックでした。

👒 脱毛はやっぱり避けて通れない

「最近髪の毛抜けてきたなぁ…」と感じていた頃、乳がん経験者から脱毛に関する情報を聞いていたので、すぐに対策アイテムをゲットしました。
シャワーキャップのような形状の不織布製キャップ。寝ている間に枕に髪の毛が大量に付いてしまう…という悲しい朝を迎えずに済みます。
昔から毛量の多い私も、「なんか頭皮が見えてきた…?」「ここだけ目立ってる?」「えっ、10円ハゲ?」と進行の速さに驚くほど。
退院の際に売店で医療用帽子を購入していたので、まずはそれをかぶってウィッグ専門店へ。普段用と夜用の帽子も揃えました。
50歳を過ぎても若作りは忘れません!笑
病院の帽子よりデザインが豊富で気持ちが少し明るくなります。抗がん剤治療が決まったら、専門店での事前準備、ほんとにおすすめです。

🍽️ 味覚障害が一番つらかった

「食べること」は私にとって元気の源。だからこそ、味覚障害は一番恐れていた副作用。
最初は味が薄く感じるようになり、まるで風邪で鼻が詰まったときのようでした。
食事を作っても塩味が強くなり、息子からたびたび「味濃いね」と指摘されながら、うっすらと感じる味覚に頼ってなんとか調理していました。
やがて、「何を食べても味がしない」という状態に。まさに医師が言っていた「砂を食べている感じ」に近く、食事はただ口にものを入れているだけのような感覚になりました。

💪 それでも負けない私の工夫

けれど私の中ではこう考えています:
・体力低下 → 食事をしっかり摂って動けば回復できる
・脱毛 → 治療が終われば生えてくる
だからこそ、「味覚障害」にだけは絶対に負けたくない。
医師に勧められた「エンシュア」を美味しくないと断固拒否し、「味がしなくても意地でも口から食べる」ことにこだわりました。(いつも私のわがままに耳を傾け、できる限り寄り添ってくれたE医師に感謝です)
弱った姿を息子に見せたくない!そんな気持ちも背中を押してくれました。

🌸 支えられながら、2クール目へ

味覚障害は辛かったけれど、心の奥では「食べる=生きる力」と信じていました。
そんな日々の中で、周囲に支えられながら副作用と向き合い、私は次なる治療、2クール目へと歩みを進めます。

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